卵子(未受精卵子)の
凍結保存をお考えの方へ
Medical treatment
Medical treatment
女性の卵子は生まれた時にはすでに作られていて、新しく作られることはありません。したがって、年齢とともに数が減ります。排卵をしなければ卵子の数が減らないようにも思われますが、排卵の有無とは関係なく卵子数は年々減っていきますので、ピルのようなホルモン剤で卵子の数が減らないように維持することはできません。
また、卵子の質(力)も年齢とともに落ちていきますので、現在妊娠の予定はないけれども、年齢が低いうちに、将来に備えて卵子を凍結保存しておきたいと思う方が増えています。
卵子凍結保存には、
のステップがあります。
(1)から(3)までのステップを当院で行い、(4)の保存は専門の業者(LIFEBANK)にお願いして、将来、当院を含め
ご希望の施設に移送してご使用いただきます。
当院は体外受精専門クリニックで、(1) から(3) のステップを安心して受けていただくことができます。
当院の技術が、女性の人生の選択肢の一つに貢献できるのであればと思い、ご提案させていただきます。
医師および看護師が、合わせて1時間の面談を行い、それぞれの方のご希望をお聞きします。実際に卵子凍結へ進むかどうかはご帰宅して、ゆっくりとお考え下さい。
卵子凍結へ進む可能性が高ければ、当日、感染症およびホルモン検査のための採血をおこなっていただくことも可能です。
面談料 | 16,500円 |
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血液検査 | 25,500円 |
再診料 | 1,500円 |
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超音波検査 | 3,500円 |
卵巣刺激に関する薬剤(約9-10日間) | 定額 440,000円 (凍結した卵子の個数によらず) |
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採卵代 | |
麻酔代(局所麻酔または静脈麻酔) | |
卵子凍結代 |
※保管施設までの移送、および保管料については別途必要です(LIFEBANKの規定によります)。
採取できた卵子の個数にもよりますが、2回目、3回目の採卵をご検討いただく場合があります。詳しくは医師にご相談ください。
凍結保存技術の進歩により、凍結解凍による卵子へのダメージは少なくなりましたが、凍結した卵子が将来確実に受精、着床して妊娠に至る保証はありません。さらに、凍結保存した卵子を受精させるには体外受精または顕微授精が必要になります。女性の年齢や技術にもよりますが、約20個の卵子を凍結保存しておけば、出産に至る可能性が70%程度になると報告されています。